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2019/08/04 海外経験・経営・人生におけるミッション

この 1-2 ヶ月、仕事の関係もあり立て続けに海外に行く機会があった。

ここ 2-3 年ほどあまり海外に行く機会がなかったのだけど、久しぶりに国外に出ると日本の閉塞感を改めて感じざるを得ない。アメリカは社会全体が前に向かっているというポジティブな雰囲気・パワーを感じるというのもその理由だけど、日本はなんというか──自分の人生を生きている感じがしないのだよな。もちろん全員がそうではないだろうけど、海外の人は日本人よりずっと自由に生きているように見える。彼らは会社や他人にアイデンティティを求めず、自らの人生を生きている感じがする。例えばニューヨークに住む知人は、仕事は 17 時に終わらせて夜は好きな機械学習の研究をしていたし、サンフランシスコに住む知人は退社後に副業でスタートアップを手伝っている。彼らは所属や肩書きに依存している感じがしない。前向きに自分のやりたいことをやっている。シンガポールもそんな感じだった。

翻って自分は、会社に自分のアイデンティティを求め過ぎなんじゃないかと思ってしまう。経営に携わればそうならざるを得ないだろうと言われるとそうなのかもしれないけど、果たしてこれは僕自身のやりたいことなのかと問われれば疑問が残るというのが正直なところだ。

ところで僕はエウレカの石橋さんをとても尊敬しているのだけど、最近読んだインタビューも示唆深いものがあった。

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僕って、基本的には誰かのために頑張りたい人間なんです。エウレカCEO就任当初も、赤坂と西川の期待に応えたい、残された社員のために頑張りたいという利他的なモチベーションが大きかった。 ただ、「誰か」のために頑張っていると、その「誰か」とコミュニケーションがうまくとれなくなったり、自分の元から去っていったりしたとき、モチベーションも一緒に霧散してしまうんです。拠り所となっていたはずの「誰か」が減るにつれ、だんだんメンタルを保てなくなっていきました。

僕も同じで、自分自身がやりたいことが明確なタイプではない。誰かの役に立ちたいという欲求が強い。

他の誰かではなく、自分自身の内側に原動力を持てるよう、半年以上かけ、会社のミッション・ビジョンを経営メンバーとも何度も話し合い、本当に自分がやり遂げたいと思う内容に変更しました。そこでようやく、たとえ自分一人でも最後までやりきるんだと思えましたね。

こういう覚悟を持てるようになるには、やはり自分の中に「人生におけるミッションを持つこと」、そしてそれを実現するための器として会社を利用することが求められる。僕は起業家じゃないから会社のミッションと自分を 100% 交差させることは出来ないけど、それでも自分なりのミッションを持つことで、自分の中に軸をつくることが最終的に執行責任を果たせるという結果につながるんじゃないかと思う。