Usotsuki Online

Do you believe in the magic of make-believe ?

手元の株を現金化することになったら意外と利益を生んでいた。といっても大した投資金額ではないので微々たるものだけれど。放り込んだだけで大きく儲かるほど世の中は甘くなくて、収益率でいうと 30-40 % ぐらいだろうか。インデックスの投資信託にもそれなりに突っ込んでいるけれど、収益率は大して変わらない。オリンピック招致も決定したことだしもう少しインデックスに入れても良いのかもしれない。不動産株でも買えば良いのかもしれないけれど、自分には土地勘が無いので分からないし株や為替の売買で一喜一憂したくないので基本的には投資信託なんかにお任せしておきたい。

昨日は何となくブラブラ外に出掛けて思いつきで Rimowa のスーツケースを買った。家にあるスーツケースが 1-3 泊用もしくは 2 週間用という感じで極端だったので、中間のサイズを買った。帰宅後は主にプログラミングをして過ごした。今日は日がな一日漫画を読んだり本を読んだりしながらプログラミングをしていた。GitHub の Contributions が緑色になるの楽しい。

Arknoah 1 僕のつくった怪物

Arknoah 1 僕のつくった怪物

乙一の新作ということで読んでみた。やっぱり上手いし読ませるんだけど、せいぜい佳作といったところだろう。圧倒的な魅力というか、物語の引力みたいなものが希薄だった。キャラクタに今ひとつ個性を感じなかったのが原因かもしれない。なんだかキャラクタが生きている感じがしなかった。

クリュセの魚 (NOVAコレクション)

クリュセの魚 (NOVAコレクション)

待望の東浩紀の新作ということで喜び勇んで買った。なんといっても『クォンタム・ファミリーズ』は文学史に残る傑作だったと僕は思っているので期待も高かった。

さて今作は QF とは違って難解な設定があるわけではないし如何にも文学面をしているわけではなく、あくまでエンタメ小説──特に恋愛小説として描かれており、QF よりは読みやすい作品と言えるだろう。あまりにピュアな恋愛小説として描かれており些かロマンチックに過ぎるきらいはあるが、しかし東浩紀のこれまでの経歴を踏まえると彼のあらゆる要素を詰め込んだ「てんこ盛り」の作品であることが良く分かる。これまで彼が関わってきた様々な媒体の変奏が幾重にも織り重なっており、それが統合されてひとつの作品として昇華されているあたりはやはり見事だと感じる。この時点で間違いなく彼とコンテキストを共有出来る読者層には十分に受け入れられる作品であると思える。古今使い古された演出であったとしても最終盤で主人公が叫ぶシーンには心を動かされるし、麻理沙は可愛いし、ちょっとしたガジェットや SF 設定の描き込みも興味をそそられる内容で面白い。相変わらず文章も上手くて、作品世界に一貫した美しさが具わっているのも良かった。ただ惜しむらくは──この作品が大変面白いということは間違いないのだけど──いささか新奇さに欠けるのではないかという気がした。ここ 10 年ぐらいの様々なメディアの変奏に留まっており、QF のように新しい世界を描いているものではないように思えた。