Usotsuki Online

Do you believe in the magic of make-believe ?

最近何読んだっけ……?というぐらい忘れている。あーそうだそうだ、倉橋ユウスの漫画を読みました。

恋愛遊星 (MFコミックス アライブシリーズ)

恋愛遊星 (MFコミックス アライブシリーズ)

ほしのうえでめぐる 1 (BLADE COMICS)

ほしのうえでめぐる 1 (BLADE COMICS)

ほしのうえでめぐる 2 (BLADE COMICS)

ほしのうえでめぐる 2 (BLADE COMICS)

どちらも SF 連作短編集といった感じの作品。どちらの作品も「ふつう」の日常に「異物」──異星人や宇宙エレベータなど──が混じり込んでいるわけだけど、それに対する抵抗ではなく、むしろ人々がそれらを受け入れている(あるいは受け入れようとする)世界を描いていて、その前向きさや、互いを尊重し分かり合おうという世界観が美しく気持ちの良い作品だった。個人的には『恋愛遊星』が凄く好みで、この作品は異星人との交流が当たり前になった世界で人類と異星人の悲恋が主に描かれている。一定周期で人格が変わってしまう異星人の少女と共に歩もうとする幼なじみの少年。寿命が定められている異星人の女性と結婚しようとする人間の青年。けれどこれらは悲恋なのだろうか。それを「悲恋」と感じるのは読み手だけで、この作品の世界で生きている人々はそれを「あるもの」として受け入れている。かような異文化を理解し、尊重し、そして受け入れて共生している。そこが凄く良かった。

※ ちなみに異星人が何故一定周期で人格交代をしたり寿命が定まっているように進化したのか、という設定もきちんと補足されていて面白いです。