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Do you believe in the magic of make-believe ?

SDIM1181

何をする気も起きないのでベッドの中でだらだらと過ごしていた。午後になっておもむろに起き出し、コーヒーを淹れ、少し本を読んだ。軽い昼食を作って食べ、ふと思いついて靴磨きをしてから TSUTAYA で CD と DVD を借り、スーパーで食材を買って帰宅した。夕飯をつくったあとに久しぶりに『ソーシャルネットワーク』を観た。本当に何もしない一日だった。何をしてるんだろう僕は。夜になってから思いついたアイディアの実現可能性を調査しようと思って業界情報を仕入れていたのだけど、やっぱり難しいなという結論に至って残念。

ぐるりのこと (新潮文庫)

ぐるりのこと (新潮文庫)

梨木香歩『ぐるりのこと』というエッセイを読んだ。『春になったら苺を摘みに』が非常に面白く素敵な本だったので楽しみにしていたのだけど、こちらは『春になったら〜』ほどパーソナルな内容ではなく、「ぐるりのことから世界に心をひらく」ことについて描かれている。作中「個人の生」と「時代の生」という言葉が出てくるけれど、著者の「ぐるり」はとても広い。多くの人が「個人の生」にのみ自覚的で「時代の生」を受動的に生きている昨今、これほど真摯に世界と向き合い、自らの立ち位置を再確認してバランスを取ろうとしている著者の真面目さには身につまされる思いがする。感受性を拡げて「ぐるり」を想い、世界と対峙しているからこそあれほど懐の深い物語が生まれるのだろうなと思う。