Usotsuki Online

Do you believe in the magic of make-believe ?

SDIM0944

引き続き沈んでいる。季節の変わり目だから仕方ないと思うことにした。

「会社からすると君はもう責任ある立場なんだから」「若い子たちは君を見ているんだから」自分の影響力の大きさを認識しなさい、とはっきり言われるようになったのはここ 2 年ぐらいだけど、未だにそんな自覚を持てない辺りホントにリーダーシップが無いんだろうなと思う。責任感は人一倍強いという自覚はあるけど。会社や職場の人達に対しては色々と恩義は感じているし、好き放題に働かせてもらっているのは事実なので、出来る限り自分の力で良いものをつくって報いたいという気持ちは今でも確かにあるのだけど、今ひとつ目先のビジョンが見えないんだよな。どうにもモチベーションが上がらない理由は恐らくこれなんだけど、目先のビジョンなんて自分で描くものだよなという自覚は確かにあって、一体自分は会社や他人に何を期待しているのだ、恥ずかしい奴め、とも思う。結局いつも「自分が置かれた環境は自分の行動の結果」だという事実だけは変わらないのだった。

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

『盤上の敵』など数作を子供の頃に読んでいた記憶はあるのだけど、実は北村薫はあまり読んだことが無かった。ところが社会人になってから『ベッキーさんシリーズ』と呼ばれている一連の作品群(『街の灯』『玻璃の天』『鷺と雪』)を読んでその熟達した文章の巧さ・美しさに感嘆し、「他の作品も読もう」と密かに思っていたのだった。この『空飛ぶ馬』は北村薫のデビュー作で、確かに『ベッキーさんシリーズ』ほどの面白さは感じないものの、この時点で既に凡百の作家を凌ぐ教養の高さ・筆運びの巧さというのが目立っている。シリーズものなのでこれから暇を見て続刊を読み進めていこうと思う。