Usotsuki Online

Do you believe in the magic of make-believe ?

SDIM0201

一時期の猛暑はどこにいったのか連日涼しくて冷房いらず。窓を少しだけ開けて 2 時半頃にベッドに入った。今住んでいる部屋は住宅街にあり、道路にも面していないのでとても静かだ。目を閉じると室外機の音だけが低く密やかに聞こえてくる。吐く息が薄く伸びて、身体が拡張される。僕は窓を通じて呼吸し、ゆっくりと世界と対話する。今日はもう少し遠くまでいけそうだと思う。より深く呼吸をしようとしたそのとき、どこかで誰かの声が響き、ふと見てはいけないものを見てしまったような気持ちになって激しく動揺する。意識は急速に収縮し、大慌てで身体へと逃げ込んだ。

朝 8 時頃に小鳥のさえずりで目が覚めた。ふと好きな人はどうしているのかな、などと考え始めると何だか懐かしいような気持ちになって、浅い惰眠を貪りながら好きな人のことばかり考えた。きっと自分のことを見ていない人のことを想っていた。10 時頃にようやくベッドから這い出て洗濯機を回し、アメリカンチェリーを食べ、コーヒーを淹れて本を読み始めた。何故だか今日は放っておくとすぐに瞼が落ちてきてしまうほど疲れており、昼寝を繰り返して気がつけば夕方になっていた。庄司薫『ぼくの大好きな青髭』を読み終えてから夕食をつくり、何度も見直している映画を観た。好きな人が出来てから一歩も前に進めていない気がする。変わらなければと思うのにそうするほどの余裕が無い。